夏休み自由研究体験講座

東部地域局で昨年より開催されている「夏休み自由研究体験講座」に弊社も参加させていただきました。

この講座は静岡県東部にある企業の魅力を知っていただくことを目的とし、各企業がオリジナル講座を開き、親子で興味ある講座に参加していただくものです。

建設業だけでなく、多種多様な企業さんが参加されていて、開催日時や開催場所、講座内容もそれぞれ― 

ふだん触れることのできない材料や工具を見たり聞いたり… そして実際に使うことができたり、専門家がいないとなかなか体験できない実技体験もありました。

去年の講座はこちらの動画で確認できます。

にしはらグループさんの「自分だけの最強のラーメンを開発しよう」が人気ですね。お父さん、お母さんの方が興味深々というかんじでしょうか(笑)

今年のものは東部地域局さんがただ今制作中です。が…できました!令和5年バージョン!

弊社は初参加。皆さんに是非見ていただきたい現場があり「工事現場を知ろう!津波避難複合施設 建設編」を開催することに致しました。

この工事現場は松原公園全体の整備と津波避難複合施設(津波避難施設にもなる商業施設)の建設現場で、全国初の施設。8月の時点では基礎工事の段階で建物全体はイメージできないものでしたが、土台がどれほど深く、そして強固に造られているかを理解していただくために、現場事務所内にてスライドで説明をさせていただきました。

右上の写真がこの建物の杭です。直径4m 長さ42mの杭が24本。杭1本当たり130トンのコンクリートが使われています。

その後、実際に複合施設の建設現場に移動していただき、現場の説明と空調服のレクチャーを致しました。

夏の現場はとても暑く大変なので空調服が定番になっています。試着は初めての方がほとんどのようでした。

その他、現場監督さんのお仕事の説明や基礎工事の一つである型枠を使った工作、そしてドローン体験をしていただきました。

とても暑い日でしたが、親子で取り組まれる姿はとても微笑ましかったです。

この松原公園の工事は公園整備工事は8月で終了し、複合施設の建設は来年4月以降の運用に向けて進められています。

そして昨日、複合施設の名称が決まり、記者会見が行われました。

弊社のHPでも名称公募のご案内をさせていただきましたが、全国から214件の応募があり、選考委員によって13案に絞られ、さらに一般投票の結果選ばれたものです。

その名前は

 Terasse Orange toi  テラッセ オレンジ トイ

考案者の方は土肥の子育て世代のお母さんで、その思いを読むと素晴らしいものでした。


「テラッセ」は ①絶景を楽しめる「テラス」 ②災害時には灯台の様に、生命を守り照らせる ③伊豆市の観光や未来を照らせる

「オレンジ」は、 ①土肥の海に映る美しい夕陽 ② 全国初のオレンジゾーンによる施設 ③名産のミカンから、暖かいイメージ 「toi」は、 ヨーロッパの「toi toi toi」というおまじないで、幸運を祈る、応援の意味があります。

また、 「テラッセ オレンジ」は、 土肥の方言の 「こらっしゃー(来なよ)おらっち(私の家)」と響きが似ていて、 「私たちの、土肥にいらっしゃい」と言う意味も込め、 地元の人から親しまれるように。

土肥の皆さん、観光客の皆さんを、 暖かく「照らせ オレンジ」に、 と願いをこめ、名付けました。 土肥地区で生まれ子育て中なので、 皆を守り、地域を盛り上げる施設になって欲しいと思います。


土肥の方々に向けて、観光で訪れる方々に向けて、そして「オレンジゾーン」指定から始まるこの取り組みに関わった全ての方々に向けて送られたメッセージのように感じました。

建物の完成、そしてオープンが待ち遠しいですね!

ご参考までに今回の体験教室の詳細はこちらでご確認できます。複合施設のイメージ動画や完成パースも掲載させていただいております。

後日、体験会に参加していただいたお母さんに「型枠アート、我が家の玄関に飾ってます!」と声をかけられ、とてもうれしく思いました。ですが… 総重量が15㎏ぐらいになってしまいまして…( ̄▽ ̄;) すみません。

土肥の方だけでなく、遠方の方もご参加いただき、弊社としてもとても貴重な経験となり、心より感謝しております。また来年もできれば企画していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します<m(__)m>

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