私たち青木興業は、創業以来、風光明媚な西伊豆の景観を守りつつ、まちづくりに携わってまいりました。
しかし、近年の過疎化で空き家や耕作放棄地が目立つようになり、何とも寂しい景観をうみだしてしまいました。
弊社としてもこの状況を何とかしなければという思いから2021年初頭より空き家を改修した移住者向けのお試し住宅を始め
同年秋から耕作放棄地を柑橘の農園として蘇らせるプロジェクトを立ち上げました。
柑橘は土肥ならではの果物—
時期になれば庭先に咲いた甘夏やミカンの花の香りがただよい
気づいたら沢山の実をつけているような… 地に根付いた親しみのある果物です。
今回のプロジェクトでは同一種ではなく、試食を重ね好評だった数品種を植えていきます。
いずれは道路に面した農園の一部に桜を植え
柑橘の木とともに美しい景観をつくり出していきたいと考えております。
Before
2021.10月 耕作放棄地 耕うん前
After
2022.2月 耕うん後 頑張りました。
レクチャーをしてもらい植付け開始。メンバーは地域住民の方々、弊社社員、協力会社の皆さんです。やはり皆さん現場に慣れているせいか手際よく… お疲れ様でした!
今回も地域住民の方々、弊社社員、協力会社の皆さんに手伝っていただき、海側の圃場に新しい苗の植付けを行いました。4月なのでカラッとしていて風が気持ち良い日でした。
■ 収穫時期 ☆食べ頃
全部試食してみて一番人気はスィートスプリングでした。さっぱりとした甘みで酸味がほとんどなく、シャキシャキとした食感が良かったようです。私個人としてもスィートスプリングが一押しです。
「甘夏」と「文旦」の交配種。皮厚め。甘夏に比べると酸味がまろやか。種は少々多めですが、果肉がどっしりとしていて食べごたえがあります。甘いだけでは物足りないもともと甘夏派の方、酸っぱいのは苦手だけどちょっとチャレンジしてみたいという方にお勧めです。
「清美」と「ポンカン」との交配種。皮薄め。種少なめ。酸味甘みのバランスが良く、他の柑橘よりも味が濃厚。実がどっしりとしていて食べごたえがあり、つぶつぶ感も楽しめます。むいた瞬間の香りが非常によく、食欲をそそられます。
清美タンゴールとアンコールを掛け合わせたものに、マーコットを交配。皮薄め。種ほとんどなし。はるみよりもさらにジューシーでゼリーのような食感です。とにかく酸味甘みが強く、柔らかで口の中に袋(じょうのう膜)が残らないので、のど越しが非常に良く、柑橘の大トロ的存在と言われている理由がよくわかります!
河津町(東伊豆)で発見された「日向夏」の枝変わり種。種ほとんどなし。西内小夏と同様、甘みは甘皮に詰まっているので、表皮を包丁等で剥いた後、甘皮ごと食べると他の柑橘では味わえない食感と甘みを楽しむことができます。他の柑橘よりも小ぶりですが、ジューシーで食後のデザートに最適です。
高知県で発見された「日向夏」の枝変わり種。種少なめ。甘みが甘皮に詰まっているので、表皮を包丁等で剥いた後、甘皮ごと食べると果肉の酸味を和らげ、上品な甘みと甘皮の食感が楽しめます。
上田温州(みかん)とハッサクの勾配種。皮厚め。種少なめ。ハッサクのようなシャキシャキとした食感で、酸味と甘みのバランスが非常によく、いくつでも食べたくなります。一押しです!
販売開始は4~5年先(2026~2027年)を見込んでおります。
またHPやフェイスブック等でアップさせていただきます。