安全大会
こんにちは!
この度、青木興業株式会社、伊豆工業株式会社、青木興業安全協力会「青友会」の共催で第30回安全大会を開催いたしました。
まず初めに「安全大会とはなんぞや?」と疑問に思われる方もいるかと思いますので簡単にご説明をー
安全大会とは主に建設業者が現場での労働災害防止のための安全意識の高揚を図ることを目的として開かれる集会のことです。
建設業はちょっと他の業種と違うところがありまして、それは1つの工作物を作るのに多種多様な業者の協力が不可欠というところです。
一般住宅の新築工事一つをとってみても、設計を行う建築士、現場の施工管理を行う現場監督、宅地造成工事、基礎工事、大工工事、外壁工事、屋根工事、内装工事、左官工事、塗装工事、サッシ工事、管工事、電気工事、仮設足場工事・・・と数多くの技術者・職人さんが携わっています。
現場監督さんが目を光らせ現場の危険状態の排除に精を尽くしていますが、なかなか全ての危険を排除することはできません。
そこで職人さん一人一人に高い安全意識を持ってもらうことが大切です。
皆さんは工事現場で
【 安全第一 】
と書かれた旗や看板を見たことがあるでしょうか。
このスローガンは20世紀初頭にアメリカでつくられたものですが、実はこのスローガンには続きがあり
安全第一 品質第二 生産第三
と続きます。
実際には品質と生産をないがしろにしては企業として困ったものではありますが、このスローガンの意図するのは、まず何よりも安全を優先していれば現場の生産性や品質も自ずと向上するということです。
日本にもこの考え方が大正時代にもたらされ、今日まで100年以上のあいだ受け継がれてきております。
ちょっと話が脱線しましたが、今回開催された安全大会の内容を紹介しましょう。
労働安全標語 交通安全標語の表彰
事前に募集した労働安全・交通安全の標語の優秀作品の表彰です。
最優秀作品をご紹介。
【労働安全標語】
『あなどるな!「いつもと違う」は危険の芽 気づいたその時 摘み取ろう』
伊豆工業(株) 内田喜久美 さん
【交通安全標語】
『追い越しされても平常心 縮めた時間に大差なし いつでも余裕の安全運転』
伊豆工業(株) 萩原吉雄 さん
今回は伊豆工業の社員さんのダブル受賞となりました。
労働安全標語は青木興業の施工現場の令和4年7月度安全標語として工事看板に掲載させていただきました。
交通安全標語に関しまして、建設業に限らずどの業種も、通勤や現場への移動、プライベートでも交通手段は車に頼っています。
(特に弊社のある伊豆半島西海岸は電車が走ってないので車への依存度は高まります。)
余裕を持った運転を心掛けたいと改めて感じました。
交通安全講和
続いては静岡県大仁警察署 交通課長様によります、交通安全講話です。
県内及び大仁警察署管内の事故発生状況や、ご自身が白バイ隊員だった頃の経験を踏まえてどういった状況が事故に繋がりやすいか等をご説明していただきました。
お話によりますと、交通事故の多くは出会い頭の事故となっているようで、ドライブレコーダーの映像をもとにした実際の事故事例を紹介していただきました。
もし自分が事故を起こした際に正当性を主張するためにもドライブレコーダーの取付は重要だなと感じました。(諸刃の剣ではありますが)
建設労働災害の防止に向けて
続いては静岡労働局 三島労働基準監督署長様によります、建設労働安全に関する講話です。
県内の労働災害発生状況をご説明いただきましたが、令和3年度では全産業で23名(内建設業で10名)の方が不幸にも労働災害により亡くなられています。
建設業で亡くなられた方の割合は43%にものぼります。
それだけ建設業は事故が大災害に繋がりやすい業種と言えます。
亡くなられた10名のうち4名が墜落・転落災害で亡くなられています。
高所作業や足場上での作業が多い建設業の特徴がよく出ている結果と言えるでしょう。
監督署長様がおっしゃった言葉に
臆病な感覚を研ぎ澄ます
という言葉がありました。
安全のための全ての意識の根源はこの言葉に集約されるのかなと感じました。
日頃の感謝を込めて福引大会
最後に弊社の施工・安全、他全般にわたりご協力いただいております協力会社の皆様に、
感謝を込めて福引大会を開催いたしました。
途中労働基準監督署長様に景品が当たるも、お立場上受け取れないということで別の方に景品を譲られるという一幕もありながら皆さん楽しく参加されておりました。
以上が今回の安全大会で行われた内容です。
暑い日が続いておりますが皆さん熱中症対策はされてますか?
コロナの影響もあり普段からマスクを付けられている方も多いことでしょう。
炎天下の中マスクを着けたまま労働することは熱中症へのリスクがかなり高まります。
水分、塩分、休憩を多くとりながらこの夏を元気に乗り切りましょう!
(熱中症対策を免罪符にスポーツドリンクで糖質過剰摂取ぎみの筆者でした。)
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